太宰 治は面白い
2018年人権擁護大会が青森であったので、太宰の生家(金木町)に行ってみた。
これが青森市内から遠かった。人口1万人あるかないかの小さな町である。
正直こんな田舎町で太宰が育ったとは驚きだった。
今は生家は「斜陽館」として観光名所になっている。
太宰は最後は玉川上水で無理心中をしたとのことになっている。
これには諸説あり、本当は偽装自殺であったのではないかともいわれている。
実際玉川上水の堤防には太宰が必死でもがいた下駄の跡、爪の跡が残っていたとも言われている。
昨年太宰をテーマにした「人間失格」という映画が公開され、私も見に行ったが、大変面白かった(沢尻エリカも出演)。主演の小栗旬の演技が秀逸で、来年の大河ドラマの主役をするそうだが、ぜひ見たい。
話を元に戻すが、太宰は見ようによっては、本当に「人間失格」で最低のゲス男ともいえる。
しかし、私のように利害関係がない人間にとっては太宰は本当にユニークな存在で惹かれるところがある。
現在でも太宰の墓には花が絶えないらしい。
どこか弱弱しくて、それでいて性には貪欲で、女性には大変もてた。
どこか羨ましくも思える。
だから最近でも映画になるんだろう。