三島由紀夫と太宰治&川端康成
対極に見えるこの2人の作家
しかし、生前三島はインタビューでこう答えている
「太宰は嫌いだ。人間というのは、似ている奴はどこか嫌悪感があるでしょう」
市ヶ谷駐屯地で自決した三島。玉川上水で自殺した太宰。
人生観、作風は全く異なる2人だが、現実社会に適応できず、破滅していく・・
点は似ているんではなかろうか。
「仮面の告白」と「人間失格」 そういう目で読み直すとなかなか面白い。
ちなみに三島はノーベル文学賞受賞に並々ならぬ意欲をもっていたらしい。
下馬評では三島がノーベル文学賞をとるのではと言われていたが、川端康成が
受賞。
川端は三島の師匠的存在だった。
選考理由の一つが三島はまだ若いから受賞のチャンスはいくらでもあるが、川端は
これがラストチャンス。いわば年功序列。
三島は古き日本の伝統に憧れていたが、結果それが三島ではなく川端の受賞という
皮肉な結果を産んだ。
PS
芥川龍之介、太宰治、川端康成、三島由紀夫・・東大出の作家は自殺が多い
私のように呑気に毎日暮らしている者にはわからない境地です。
コロナ雑感
世の中コロナ一色です。イベント自粛で旅行関係者や居酒屋店や非正規職員は死活問題!学校もほぼ休校。イベント開催してもしコロナ感染したらどうするとの声が恐ろしいのでしょうか全て中止に。この手の論調が一番厄介です。子どもに集団感染したらどうするのか?と一見反論しにくい論理だからです。しかし、それによってどの程度感染が防げるか科学的論拠はありません。ライブハウスやジムでの感染が報じられ、かなり悪者扱いに。しかし、全国にライブハウスやジムはどのくらいの数あるのでしょうか?その極々一部で発生して悪者扱いは可哀想じゃないかな?春のセンバツもネット等では相当な中止圧力が。みなこの国難の時に開催とはけしからんと。なんだか「欲しがりません勝つまでは」の戦時中を感じさせます。一番強く思うのはこの国難で経済的被害の影響を強く受けている方とほとんど影響を受けていない方の差が激しいことです。影響をほぼ受けてない方から自粛しろと言われましても・・こっちとら死活問題なんですわ。社員、家族路頭に迷わせれないんですよと内心思っているでしょう。マスコミもスタジオは密室で感染しやすいから1日一局だけ営業とすればどうでしょうか。大体どこの局のニュース内容も同じです。月曜日はNHK、火曜日は日テレ等と。途端にコロナ煽る報道減るでしょう。あと全ての国民の1か月の報酬を全額国に差し出し、それを原資に困ってる方に分配してはどうでしょうか。これこそ国難の対応、オールJAPANでは。みな痛みを分かちあえます。今後は一件でも感染者出たら騒ぐ対応ではもう何もできないでしょう。海外では飲酒検問みたいな形で無作為に感染者の検査してましたが、あれを採用すれば少しは感染者把握できるでしょう。大体検査もできない、国民にはマスクも消毒液もない状態で、不用不急の外出控えてとは?不要不急は誰が判断するのでしょうか。
マスク着用 ~ ダメだこりゃ
電車内で、咳きをしているのにマスク着用しない乗客がいるからといって緊急停止ボタン押した人がいたことがマスコミで大々的に報道されていました。
どちらも言い分あるんだろうけど、緊急停止ボタンまでは・・・
昨年なら、マスクせずに咳き込む方いたら「なぜに~」と冷たい視線を私は送っていました。
しかし、今はマスクがない、ない、ない。しようにもマスクがない。
岡山ではコロナ感染者が発生していないせいか、比較的のんびりムード。
マスクしていない人も結構います。
また、岡山ではコンビニでマスクを販売しているのを(1人1袋)、たまに見かけます。
ところで、マスクの正しい着用方法知ってましたか?
今朝妻からマスク着用がなってないということでこっぴどく叱られました。
そもそもマスクに表裏、上下があるのすら知らず、マスク着用してました。
ゴムひもある方が外側。
針金みたく堅くなっているのが上側。
このコロナ騒動のなかで、そんなことも知らなかったのか・・がっくり。
いつも眼鏡がくもるので、みんなどうしてんだろう・・ と思っていたら、これも工夫があるみたいです。
針金みたくかたくなっている部分を折って,それから鼻にしっかりフィットさせるみ
たい。
早速今日からきちんとマスクをしよう。
弁護士の定年
「弁護士は定年がなくていいですね。一生やっていけますね。」とよく言われます。
若いころはそれほど気にも留めていなかったので「まあ、そうですね。ハハハ。」と生返事をしていました。
しかし、既に57歳。
最近びっくりしたのですが、日弁連会長とか、最高裁判事とかも期でいえば私と10期(10年)も違わない。「えっ、私ってそんな年になったの。」
高校の同級生も金融関係の友人は、出向している人が大半であるし、公務員、会社員の方も60歳で定年で、それから嘱託とか再雇用とかになるらしい。
あと3年しかないじゃん。
わが身を振り返ってとてもとても引退ができる環境にはない。
最近70歳で弁護士を辞める方の「弁護士引退日記」というブログがあって、それをよく見ています。色々なことを考えさせられます。
弁護士には定年がないのではなくて、辞めようにも辞めれなくて引退できないというのが実情でしょう。
おそらく弁護士も63歳くらいで引退したら、裁判官と検事と同程度の(いや8割程度でも)退職金と年金を払いますよという制度ができたら、相当数が引退するでしょう(その一番の原因は弁護士は非常にストレスが多い(経営面も含め)仕事だからです。)
弁護士は国民年金なので、年金といっても知れています。
弁護士会の年金に加入している方は上乗せがありますが、加入していない方も相当数います。
私も検事を3年していましたが、当時はまだバブルの香りがした時代で、検事に任官する方は非常に少なく、30人~50人くらいで、検察教官も採用に必死でした・・
検事時代は弁護士が非常にお金持ちにみえました(私選弁護1件の着手金だけで、1か月の私の手取額よりはあったように思います)。
現在検事は人気で、任官するのは非常に難しいようです。
あれから約25年・・
妻は私が検事を続けていれば、老後は安泰だった・・と呟いていますが・・
ただ、弁護士は自分で仕事を選択できる数少ない職業です。
依頼者から涙を流してお礼を言われた時の感動は格別です。
今、法律改正ラッシュで、これはある意味、弁護士にとってチャンスです。
世の中をよくして、みんなが笑いあえる社会にしたい、そのお力になりたいという
気持ちで、これからも頑張っていきます。