見たまま 感じたまま 

好奇心旺盛な私

今太宰ブームか~映画「グッド・バイ 嘘から始まる人生喜劇」

 昨年、小栗旬主演の「人間失格 太宰治と3人の女たち」が上映された。 

 今年は、大泉洋主演の「グッド・バイ 嘘から始まる人生喜劇」がまもなく公開

上映される。

 太宰治が亡くなったのは1948年のこと。すでに70年以上も前。

 なのにこの人気ぶりはどうであろうか。

 この年代の作家でこれほどまで映画化されているのは太宰だけだろう。

 以前は谷崎潤一郎の作品が映画化されたことはあったが、最近ではあまりみかけな

い。

 何故にこれほどまでの人気なのか。

 太宰の前記2作ともいずれも男と女がテーマ。

 太宰自身の破滅的な生き方と相まって、どこまでが太宰自身のことなのか、非常に

 気になる。

 虚構と現実と人間のエゴが強烈に描きだされ、そこに非常に惹かれる。

 

 この「グッド・バイ」は太宰の未完の遺作と言われている。

 大泉洋がどんな演技をするのかが楽しみだ。

 

 

 

映画 カイジ ファイナルゲームを見てきた

イオンシネマ岡山で「カイジ ファイナルゲーム」を見てきました!

このシリーズは全て見ています。

人間の強欲さ、貧困にあえぐ市民

この映画のテーマは凄く好きです。私がギャンブル的なものが好きだからかもしれない

もっとも、私はギャンブルはしませんが・・・

藤原達也はいいですねえ。舞台俳優さんですから、少しオーバーな演技なんですが、

そこがまた彼らしくていい。

今回もあっという間に見終わりました。

なんか凄く元気を頂きました。

みな、色々な苦しみを抱えながらも一生懸命生きているんだ

私も必死で生きてみよう・・そんな気になりました。

天海祐希も出てきましたが、これで本当にファイナルなんですかねえ。

また続編を見てみたい!

 

 

アカデミー賞

いつもこの時期になるとアカデミー賞の話題で賑わう。

作品賞は韓国の「パラサイト 半地下の家族」だった。

カンヌで賞をとったから、もしかして・・とは思ったが、まさに快挙

それにしても「ソン・ガンホ」は凄い。

「シュリ」JSA」「弁護人」「タクシー運転手」とか見たけど、さすがの演技。

主演男優賞は「ジョーカー」の「ホアキン・フェニックス」。これはバッドマンの映画と知らず、予備知識なく見に行った。かなり難易度の高い映画だった。

「ホアンキン・フェニックス」の演技は秀逸で、「カッコーの巣の上で」の「ジャック・ニコルソン」を思い出した。

映画って、いいなあ。また、映画館で映画を見たくなった。

 

山登りは楽しい?!

山登り・・なんとなく楽しそう、健康にもよさそう・・

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人生この方山登りといえば、中学校時代に大山(鳥取)、高校時代に富士山、大学生の時にボランティアで石鎚山(愛媛)に登ったくらい。

特別の感動も興味もなくこの年まできた。

ところが、健康のためと近くの里山を歩いたりしていたら、偶然「登山教室」のチラシが目に入った。

座学6回、登山6回・・・何となく惹かれる・・

えいやっ で応募した。

 

山登りって初期費用がかなりかかるんです。

ザック(リュックサックをなぜか山登りではこういう)、登山靴、専用カッパ、

ストック(杖)等々で10万円はかかってしまった(店員さんの言うがままに購入)。

 

山登りって思っていたより大変でした。

登りは息が上がるし、下りは足(特に膝)が痛いし・・・

あんなにしんどかったのに、山にまた登りたくなる・・

私は生まれ持ってM的要素があり、自分をいじめるのが好きなのかも

変な話だが、歯医者の麻酔とかも全く苦にならない・・・

誰かいっていたけど山登りは中毒性があります・・

登ったら、もいっちょ難しい山に登りたい。もいっちょ、もいっちょと

 

昨年は中学時代以来に大山(鳥取)を登った。

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正直山の中の階段をひたすら登るというもので、精神的にも肉体的にも結構きつかった。けど登りきった時は気持ちよかった。

登山も人生もそこに辿りついてみなければ見えない景色がある・・・

 

今年もどこかに登りたい  あっ 日々のトレーニングしなければ

 

太宰 治は面白い

 2018年人権擁護大会が青森であったので、太宰の生家(金木町)に行ってみた。

 これが青森市内から遠かった。人口1万人あるかないかの小さな町である。

 正直こんな田舎町で太宰が育ったとは驚きだった。

 今は生家は「斜陽館」として観光名所になっている。

 

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 太宰は最後は玉川上水で無理心中をしたとのことになっている。

 これには諸説あり、本当は偽装自殺であったのではないかともいわれている。

 実際玉川上水の堤防には太宰が必死でもがいた下駄の跡、爪の跡が残っていたとも言われている。

 昨年太宰をテーマにした「人間失格」という映画が公開され、私も見に行ったが、大変面白かった(沢尻エリカも出演)。主演の小栗旬の演技が秀逸で、来年の大河ドラマの主役をするそうだが、ぜひ見たい。

 話を元に戻すが、太宰は見ようによっては、本当に「人間失格」で最低のゲス男ともいえる。

 しかし、私のように利害関係がない人間にとっては太宰は本当にユニークな存在で惹かれるところがある。

 現在でも太宰の墓には花が絶えないらしい。

 どこか弱弱しくて、それでいて性には貪欲で、女性には大変もてた。

 どこか羨ましくも思える。

 だから最近でも映画になるんだろう。

 



 

コンビニ人間

 今コンビニが大変らしい。

 働き方改革による残業規制で、なかなか人手が集まらないらしい。

 大手コンビニチェーン「ファミリーマート」は早期退職者を募ったところ、募集が殺到したとのこと(最大退職金2000万円、再就職も支援)。

 そのような中この「コンビニ人間」という本を(今さらながら)読んでみた。

 出だしから面白い。やけにコンビニに詳しいなあと思っていたら、作者自身、作家で

ありながらコンビニ店員だったらしい(最近知った(笑))。

 2016年芥川賞受賞作品がこの「コンビニ人間

 どちらかというと直木賞の雰囲気が漂うこの作品であるが、コンビニを中心として

それを取り巻く人間模様を精緻に描きあげている点が評価されたんだと思う。

 コンビニって大変でしょう。うちと事務所の近くにもコンビニありますが、店員さんはテキパキと仕事をこなしてます。東京なんかでは大半が外国人(技能実習生)ではないかな。

 キャッシュレスの流れでPAYPAYとかSUICAとか色々な決済方法があり、お客さんも

「あれっ、カードどこだっけ」という感じで決済が大変。昔の現金決済の方が早かったかもしれない。

 ピーク時に宅配出すお客さんがいたら、もー大変。

 コンビニ店員さんてすごいんだな。

 

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三谷幸喜の世界

先般、三谷幸喜の「罪のない嘘」という演劇を見た。

懐かしの佐藤B作片岡鶴太郎鈴木杏樹等蒼々たるメンバー。

いわゆるシチュエーション劇で、ストーリーはある一室の中での出来事である。

ハラハラ、ドキドキ、笑いあり。

この劇は以前は「アパッチ砦の攻防」というタイトルだった。

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佐藤B作は初演からずっと出続けているが、それ以外の役者はキャストを変えて出演したりしており、息の長い映画である。

この演劇は笑いの中に、人間の本当の幸せは何なんだろうっていう深いテーマがあるように思った。

 また、三谷幸喜の劇を見に行きたい。